各メーカーのコーティング性能を確認する方法


コーティング剤の性能をチェックする方法!
カーコーティング剤にしろフロアーコーティング剤にしろ
コーティング性能を客観的に比較しチェックするためには
公共試験データ有効成分の2つの把握が重要です。

公共試験データの重要性
例えば車や家電製品を購入する際、ルックスも重要ですが
車であれば燃費や馬力、家電製品であれば消費電力や騒音
レベルなどメーカーごとの各種公共試験データを参考に
される方がほとんどのはずです。
当然、コーティング剤の選定をする際、
公共試験データを参考にするべきなのですが、
悲しいかな、ほとんどのコーティング剤メーカー
には公共試験データがありません。
なぜ無いのかは、言わずもがなです。

公共試験にも2つの方法がある
数は少ないですが、公共試験データを開示しているコーティング剤も
中にはあります。ただここで注意して頂きたいのは、
公共試験といっても2つの方法があります。
1つはコーティング剤メーカーあるいはコーティングをする施工会社が、
既にコーティング施工してあるものを試験機関に送る方法と、
検査員自身がコーティング剤を塗布し検査する2つの方法があります。
当然ですが性能の正確さをチェックするのであれば後者のやり方が
よりフェアな試験結果であることは言うまでもありません。

有効成分を把握する
水性タイプは水の特質上、有効成分の配合割合はどのメーカーも
あまり変わりませんが、油性タイプのコーティング剤の場合は
有機溶剤の配合割合により有効成分が変わります。
例えば一般的な油性タイプの浸透性コーティング剤は、有効成分の
フッ素シリコーンが約20%です。つまりある素材に100ccの
コーティング剤を塗布した場合、素材に定着する成分はフッ素
シリコーン約20%です。残りの80%は揮発してなくなります。
有効成分が100%のコーティング剤を100cc塗布した場合、
素材に定着するのはほぼ100%となります。どちらがより
耐久性があるのかは一目瞭然です。


フッ素シリコーン100%のインナーガードプレミアム

ホルムアルデヒド放散量試験データ
./image/1542174039_105.pdfPDFファイル

耐薬品等試験データ
./image/1542174045_557.pdfPDFファイル



無機化合物の有効成分95%のセラミックガード

公共試験データ
./image/1542174146_743.pdfPDFファイル



コーティング剤の性能を客観的に確認したい場合は
公共試験データとコーティング剤に含まれる有効成分の
配合比をチェックしてみてください。
どちらも教えてくれない、あるいはわからない、または
「成分は企業秘密」などとうそぶくメーカーのコーティング剤は、
あやしいものと判断して間違いありません。



コーティング  2017/08/08(Tue) 13:32:20
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