メンテナンスワールド プロの究極メンテ術
BLOG TOP ⇒
30年以上の現場経験から編み出したプロの究極メンテ術を公開
石材コーティング剤選定の重要性
前回の続きです。
まずは写真をご覧ください。
一見綺麗な大理石フロアーですが、
ちょっとだけ手を加えるとこのようになります。
これは
ストーンマスタースペック
日本研紙ダイヤモンドパッド#1500
をかけて、
その後
NCA製ダイヤモンドパッド#5000
で
研磨をした状態です。
写真で見ると多少の違いしか感じられない
かもしれませんが、実際目で見ると透明度が
格段に違います。
今度はこちらの写真。
向かって左側が未施工、右側が#1500で
かけた状態です。つまり#1500のみでも
8~9割の透明度を実現できるわけです!
今回の研磨作業は、大理石フロアーの研磨を
一度も経験したことのない方が行ったのですが、
あまりに簡単に大理石がピカピカになり、
目から鱗状態でした。
石材研磨は難しいと皆に言われていたので、
かなりのカルチャーショックを受けたようでした。
実は今回のブログで一番お伝えしたいことは、
ダイヤモンド研磨ではなくタイトル通り
コーティング剤の選定の重要性です。
未施工の状態と再研磨をした写真をよく
見比べるとわかりますが、研磨後は色調が
明るくなっています。
もちろん汚れが取れて明るくなったというのも
多少あるのですが、作業前の状態の色調が
かなり濃いのがおわかりいただけるかと思います。
実は以前某メーカーのコーティング剤を
施工してあったらしく、そのコーティング剤
が石材の呼吸(湿気の放散と吸収)を止めて
しまっていたため石材内部に湿気が滞留し、
少しずつ色調が濃くなってしまったと考えられます。
このまま放置しておくと、湿気により大理石の
結晶が脆弱化する恐れがありますのでご注意ください。
既存のコーティング剤を#1500で除去することにより、
滞留していた湿気分が放散され明るくなったわけです。
こちらの現場はこの後、乾燥させてから
マイクロシーラーインナーガードプレミアム
を
塗布して
マイクロシーラーセラミックガード
を
施工する予定です。
セラミックガードは大理石の呼吸を止めませんので、
色調が濃くなるということはありません。
※ビアンコカララやタソスホワイトなど、
白御影石も含め白系の石は吸水性が高いので
セラミックガードを施工する際は
インナーガードプレミアムを塗布してから
セラミックガードを施工してください。
そうすることにより必要以上に
吸収されることはありません。
コーティング | No.294 新井田
2017/03/28(Tue) 10:18:18
Back < 一年後のセラミックガード
Next > ピカピカに研磨後、コーティングで完成です。
Maintenance World Official Blog
カテゴリー
クリーニング
研 磨
コーティング
滑り止め
その他の石材メンテナンス
あらゆる素材のメンテナンス
製品情報
車のメンテナンス
展示会・セミナー情報
その他
最新の記事
▲
カビだらけのライムストーンを綺麗に甦らせる
あらゆる素材に使用可能な万能コンパウンド
黒御影石完全鏡面再生の最高傑作
大理石内部の黄変の除去方法
石材用のカビ取り剤ができました!
御影石床の滑り止めにマイクログリップ
石材・タイルの色味の復元方法
ナノスクラブが再入荷いたしました!
▼
過去ログ
2017/04 (14)
2017/03 (22)
2017/02 (15)
2017/01 (16)
2016/12 (13)
2016/11 (20)
2016/10 (9)
2016/09 (2)
▼
リンク
会社ホームページ
オンラインショップ
ストーンマスターサイト
マイクロクリーナーサイト
マイクロシーラーサイト
マイクロポリッシュサイト
マイクログリップサイト
YouTubeチャンネル
記事掲載日
<<
2024/11
>>
Su
Mo
Tu
We
Th
Fr
Sa
-
-
-
-
-
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
スマホは下のQRコードから
管理用