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石灰岩の鏡面再生が難しい理由
不覚にも10日ほど前にインフルエンザに
かかってしまいました。ただ忙しさにかまけて
安静にしていくこともままならず、そのせいもあり
いまだに本調子には至ってはおりませんが、
ようやくブログを書く気力が湧いてきたので
更新します。インフルエンザって侮れないですね。
さて、まずは写真をご覧ください。
こちらは某ホテルの石灰岩のフロアーです。
正直あまり良い状態とはいえません。
本来の言葉の意味としては石灰岩=ライムストーン
なのでライムストーンフロアーと呼んでも
良いのですが、国内ではライムストーン=モカクリーム
という認識が一般的なため今回は敢えて
石灰岩フロアーとさせていただきます。
石種はよくわかりません。
この石を張った石屋さんに聞いてみたところ、
石材はホテル側で決めたらしく石屋さんも
石種はよくわからないとのことでした。
石灰岩は天然素材ですので、同じ場所から
掘り出した石材でも硬くて劣化しにくい
石灰岩もあれば風化しやすいやわらかい
石灰岩もあります。
例えば緻密な石灰岩であればこのように
綺麗な状態が保てます。
こちらのフロアーは他の施工業者さんが
セラミックガード
を何度か塗布し、
以来ほぼフリーメンテナンスの状態とのことでした。
同じ石灰岩でもこれだけの差が出ます。
最初にお見せしました石灰岩は
風化しやすい石灰岩ということです。
実は、こちらのホテルはオープン時から
約4年間は弊社で石材フロアーの管理を
行っていました。事情があり一旦施工から
撤退したのですが、約7年ぶりにホテル側から
またお声がかかりました。
「石材フロアーの管理がなかなかうまくいかない」
が理由です。
次回から石灰岩の難しさについて何度かに分けて
お伝えしたいと思います。
研 磨 | No.303 新井田
2017/04/18(Tue) 14:27:32
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