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素材に合ったコーティング剤の選び方
コーティングは相性が重要!
当たり前のことですが、コーティングをする以上、
コーティング剤は素材との相性が重要です。
相性の重要性はコーティングだけの話ではなく、
人間にとっても他の生物にとっても同じように
重要であることに変わりはありません。
素材にコーティング剤を塗布する上で最も基本的な原則は
下記の通りです。
・無機系素材には無機系のコーティング剤
・有機系素材には有機系コーティング剤
最近は特にフロアーコーティングに顕著ですが、ガラス
コーティングばかりがもてはやされているようです。
石材やタイルなどの無機系の素材であれば、ガラス
コーティング剤はベストマッチですが、有機系に分類
されるフローリングや化学床にも無機系のガラスコーティング
剤を施工する業者がとても多いようです。
実はこれには理由があり、「ガラスコーティング」という
名称が一般の方にとってはとても耐久性のあるコーティング剤
というイメージであるからです。ガラスコーティング剤の
主成分であるシラン化合物が多少含有されているものであれば
すべてガラスコーティングという名称で施工をしていることが
ほとんどです。そのためそのようなコーティング剤で施工をすると
耐久性があまりなく傷が付きやすいのです。
では無機100%の本物のガラスコーティング剤を有機系の素材に
施工ができないのかというと、やろうと思えば施工は可能です。
ただし前処理にプライマーを塗布する必要があります。
このプライマーというものが非常に厄介で、強力なプライマーに
なればなるほど人体に環境に悪影響を及ぼす有機溶剤が比例して
多くならざるを得ないのです。
当然各社各様のそれぞれの考え方や思惑がありますので
一概に否定はできませんが、長年一緒に連れ添う以上、
コーティング剤と素材の相性は、良いに越したことはない
というのが私の持論です。
弊社ではモース硬度7(15H相当)の最強のガラス
コーティング剤をラインナップしていますが、
上記の理由によりフローリングや化学床へのガラス
コーティング施工は原則としておすすめしていません。
モース硬度7の
セラミックガード
フローリングにはフローリング用の、化学床には化学床用の
相性抜群のコーティング剤がありますので、弊社では素材に
応じ各種コーティング剤をおすすめしています。
相性が良いので、当然プライマーは一切必要ありません。
マイクロシーラーマルチガード
あらゆる素材に施工可能な次世代ハイブリッドコーティング剤
何度リコートしても、膜厚が常に一定のため、
剥離作業が永遠に不要です。
より耐久性が求められる土足歩行の化学床などの場合は、
マイクロシーラーレジンガード
がおすすめです。
こちらもマルチガード同様、何度リコートを繰り返しても
膜厚が一定なので半永久的に剥離作業が必要ありません。
コーティング | No.368 新井田
2017/08/07(Mon) 15:53:59
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