大理石内部の黄変の除去方法
こちらは、アラベスカートという白大理石です。
サビで茶色くなっています。

このように大理石が黄色く変色してしまっている
状況を見かけたことがある方もいると思います。

この黄変の原因は、大理石に含まれている鉄分が
サビとして変色するケースと、大理石を貼る際に
使うボンドに起因するケースの2つのケースが
考えられます。

※中には裏面のセメントのアルカリ水と反応して
茶色く変色することもあります。その場合は
サビ取り剤ではなく「ステインリムーバー
を使用すると除去できる場合がありますので、
事前にテスト施工をしての判断をお勧めします。

まずこのようなシミを除去するには、中性の
マイクロクリーナーラストリムーバー
使用します。

ラストリムーバーに配合されている成分がサビと
反応し、紫色に変化しているのが分かります。
施工中
この反応を見れば、シミには鉄分のサビが
含まれていたということがわかります。

今回のテストでは
ラストリムーバーを塗布

1時間程度放置

拭き取り状況を確認し、再度同じ作業を繰り返す

上記作業を3回程繰り返し、綺麗になりました。

施工前 施工後


サビと反応して紫色の液体が石材内部に
入ることがありますが、その場合は漂白剤の
ステインリムーバー」を塗布することで
除去が可能です。

今回のテストで喜んでいただけたので、
研磨も含めた本施工という流れになりました。
ついでに、テープ跡もテスト施工で綺麗に
なりました。
施工前 施工後
この様なサビジミにお悩みの場合は、
一度試してみることをお勧めいたします。

ラストリムーバーには、
1Lサイズ4Lサイズがございます。



クリーニング | No.574 新井田   2021/10/12(Tue) 16:02:12
管理用