メンテナンスワールド プロの究極メンテ術
BLOG TOP ⇒
30年以上の現場経験から編み出したプロの究極メンテ術を公開
高分子化合物100%のコーティング剤
溶媒による3つの分類
溶媒の種類によりコーティング剤を水性と油性の2種類に分けて
説明をしましたが、もう1つ溶媒ゼロの高分子化合物100%の
コーティング剤が存在します。つまりコーティング剤を溶媒の種類で
正確に分類すると、水性と油性そして高分子化合物100%の計3種類
となります。
今回は高分子化合物100%のコーティング剤について説明をしますが、
ひとつ認識していただきたいことは溶媒ゼロの高分子化合物100%は
とても硬化しにくいという一面があるということです。そのため、
硬化を促進させる溶剤分が数%程度配合されていることがほとんどです。
高分子化合物100%の製品でも、数%は硬化促進剤が入っているという
ことを覚えておいてください。
コーティング剤の高分子化合物100%の製品には、有機高分子化合物と
無機高分子化合物の二種類あります。
有機高分子化合物100%
イメージしやすい言葉で言うと、樹脂ポリマーの一種です。
アクリル系、ウレタン系が代表的で、メーカーが特許を取得している
ポリマーも数多くあります。こちらは石材コーティング剤の中で
代表的な有機高分子化合物100%の製品の
ストーンシーラーエンリッチ
です。
<施工前後>
やわらかな艶感が特徴です。
無機高分子化合物100%
ケイ素を骨格としており、コーティング剤でよく使われている
ものとしてはシラン化合物が代表的です。
無機高分子化合物=ガラスコーティングと考えて差し支えありません。
こちらはガラスコーティング剤の代表的な製品の
マイクロシーラーセラミックガード
です。
<施工前後>
艶感は有機高分子化合物と比べ硬質な感じが特徴です。
有機高分子化合物であれ無機高分子化合物であれ、
100%のタイプは水や有機溶剤で希釈していないので
耐久性が高いのが特徴です。
ただ気を付けていただきたいことは、
フロアーコーティング剤で無機100%のガラスコーティングの
施工を謳っている業者も少なくないですが、
現場でコーティング原液に有機溶剤のブタノールを
50%ほど入れて希釈し塗ることがあります。
これでは無機100%とはとても言えませんので、
今後フロアーコーティングを依頼される予定の方は
よく確認されることをおすすめします。
コーティング
2017/08/02(Wed) 10:44:17
< Back
Next >
Maintenance World Official Blog
カテゴリー
クリーニング
研 磨
コーティング
滑り止め
その他の石材メンテナンス
あらゆる素材のメンテナンス
製品情報
車のメンテナンス
展示会・セミナー情報
その他
最新の記事
メタルガードが進化しました!
【20年ものの大理石テーブルの再生】
ショールーム兼セミナールームが完成間近です!
ワックスによりムラになった御影石の復元
凹凸のあるテラゾーを再研磨してフラットに
黒御影石の風合いを維持して滑りにくくするには
バーナー御影石のメンテナンスを楽にする方法
酸性洗剤によりムラが出た大理石の復元
▼
過去ログ
2023/11 (1)
2023/08 (1)
2023/05 (1)
2022/08 (1)
2022/07 (1)
2022/06 (4)
2022/04 (1)
2021/12 (1)
▼
リンク
会社ホームページ
オンラインショップ
ストーンマスターサイト
マイクロクリーナーサイト
マイクロシーラーサイト
マイクロポリッシュサイト
マイクログリップサイト
YouTubeチャンネル
記事掲載日
<<
2024/11
>>
Su
Mo
Tu
We
Th
Fr
Sa
-
-
-
-
-
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
スマホは下のQRコードから
管理用