コーティング剤の形態による種類
形態による3つの分類

前回は溶媒による3つの分類について説明をしましたが、今回は
コーティング剤の形態による3つの分類について説明をします。
コーティング剤には形態により素材表面に膜を作る被覆タイプと、
素材の中に浸透して汚れを防ぐ浸透タイプ、そして浸透しながら
膜を作る浸透被覆タイプの3つに分類されます。

被覆タイプ
被覆タイプのコーティング剤は、塗料と同じで素材表面にシール状の
膜を作り、素材を守るコーティング剤です。塗料との違いは、素材感を
保つためより透明で膜厚も薄いことです。汚れだけでなく傷も防げます。
ただし湿気や水の吸水・発散を繰り返す石材には不向きです。
被覆タイプの代表的なコーティング剤は、UVコーティングです。

浸透タイプ
素材感を損なわずに汚れを防止するためのコーティング剤です。
素材の中に浸透し、素材内部で防水層を作り、汚れを防ぎます。
浸透タイプは主に吸水性のある素材の石材・タイル・コンクリート用
として開発されています。

浸透被膜タイプ
素材に浸透しながら被膜も作り、且つ素材の湿気分も放散する
浸透皮膜タイプの次世代のコーティング剤も登場しています。
マイクロシーラーセラミックガードがこのタイプです。

モース硬度7の最強のコーティング剤です。



コーティング  2017/08/03(Thu) 09:40:05
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