大理石は洗剤でシミになりやすい
理由②:大理石は洗剤でシミになりやすい

こちらの写真をご覧ください。

食器洗い用の中性洗剤を石材カウンターに置きっぱなしにしたところ
このようになってしまったそうです。住人の方はまさか中性洗剤で
このようになってしまうとは想像もしていなかったそうです。
これは中性洗剤に含まれる主成分の界面活性剤が石材内部に浸透して、
変色したものです。ちなみにこの石は大理石ではなく御影石です。

市販の食器洗い用中性洗剤に含まれている界面活性剤の多くは石油系の
ものですが、これが石材に浸透して濡れ色になってしまうと、除去が
非常に厄介です。一般の洗剤ではびくともしません。

除去する方法としてはマイクロクリーナーステインリムーバーを使用
するのですが、完全除去にはかなり時間がかかります。
このような事故を防ぐために浸透性コーティング剤を施工するのが
おすすめです。しかし驚いたことに、こちらの高級賃貸マンションに
使われている石材のキッチンカウンターには、新築時にすべて
高性能な浸透性コーティング剤を施工しているとのことでした。
それがこのような状態になるということは、浸透性コーティング剤を
選ぶのにも注意が必要ということです。

こちらのマンションは空室になった時点でステインリムーバーで
シミを除去し、マイクロシーラーインナーガードプレミアムを塗布し、
その上にマイクロシーラーセラミックガードでガラスコーティングしています。
一度その施工をしてしまえば中性洗剤のシミも防止できますし、
油ジミも防ぐことができます。



クリーニング  2017/07/11(Tue) 13:31:14
管理用