洗剤について科学的に説明をするとなると、私には
まったくの畑違いですし、とても説明はできません。
そこで、化学式ではなく私なりに噛み砕いた言葉で
酸性洗剤についての簡単な説明をしてみたいと思います。
酸性洗剤を単刀直入に科学的に説明をすると、pH6~pH0の洗剤です。
pH7が中性であることは皆さんご存知ですよね。
ではそもそもpHとは何でしょうか。
まずこれがわからないと洗剤のことが理解できないので、説明をします。
PHとは Power of hydrogen あるいは potential of hydrogen の略で、
水素濃度(指数)のことです。正確には水素イオン濃度といいます。
では水素イオンとはなんでしょうか。
ネットには小難しいことがたくさん書いてありますが、簡単に言うと
アンバランス状態の水素のことを指します。H+とも書きます。
このH+の濃度が高いほど、pH値が0に近づきます。
つまりPHの数値が低くなればなるほど、酸性度が高くなるということです。
皆さんにとって「酸」はどんなイメージでしょうか。
「痛い」「激しい」「怖い」「素材が傷む」「錆びる」
こんなイメージですよね?
つまり水素というのは、原子の中で最も軽く小さいのですが、
じっとしている原子ではなく、とても敏捷で破壊的な特徴を持っている
ということが理解できるでしょう。
これは水素といえば水素爆弾、あるいは水素で動く自動車をイメージすれば
わかりやすいかもしれません。そのため水素イオン濃度が濃い酸性洗剤は、
アルカリ性洗剤よりも素材を傷める危険性が高くなるわけです。
クリーニング
2017/06/21(Wed) 09:36:15