防滑施工の官能検査について

前回の続きです。

防滑施工の数値的なJIS規格は
CSR値であることはお伝えしましたが、
実は数値では測りきれない、微妙な
人間の五感で感じる検査に官能検査があります。
防滑施工をした場合の官能検査の代表的な例に
「吸い付き感」や「美観度」が挙げられます。
これは数値化することが不可能なので、
感じていただくしかありません。

吸い付き感はあるけれどCSR値がいまいちとか、
吸い付き感はあまり感じないけれどCSR値は
問題ないということもありますし、CSR値も
良いし吸い付き感もあるけれど素材の風合いが
かなり変化してしまい美観度が悪くなり、
汚れやすくなってしまったという話もたまに
耳にします。
CSR値のみを絶対化してしまうというのも
実は問題なのですね。



滑り止め | No.301 新井田   2017/04/06(Thu) 10:28:23
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